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福津市コロナワクチン

接種準備の現状


■ 健康福祉部のワクチン接種準備の手順に疑問

まちづくり研究会は、昨年より市民の関心事項は”コロナ対策”と記載してきましたが、 12月、3月議会に見る健康福祉部の対策答弁には具体的な方針は無く、新年度に突入、 この接種に関する方針を示さない中、高齢者接種券だけR3年4月に配布されてしまった。
配布された接種券(4月2日着)に同封されていた説明書を読んだけど、 ますます手順がわからなくなってしまった方も多いと思います。



■ 市HPに記載する”問い合わせアドレス”に問い合わせメールを発送

まず接種には、接種を受ける場所を決め、 予約が必要と書かれてある同封説明書を読まれた方は多いと思いますが、その説明書はこちら


これではわからないことが多く、早速担当課に問い合わせメール発送(4月2日)、 そして送られてきた回答文(4月5日着)の内容はこちら、


問い合わせに対する回答は、準備が出来ていないので来ないかもしれないと思っていたが、 数日後に回答が届きこの対応には満足はするものの、 解かったのはまだ何も決まっていないと言う事で、 回答文にある『新型コロナウイルス接種に関するお知らせ』アドレスを閲覧すると、 問い合わせ時にはHPに無かった集団接種会場予定の記載が見られた。その資料はこちら、


さらに、高齢者にはWebやスマホを見れない、持たない人も多く、 そのような高齢者への広報手段の問い合わせを行ったところ、 次回広報誌『ふくつ6月号』でお知らせするとのこと。

■ ワクチン接種時期に関するお知らせ、予約手順などの予定

市HPによるとその予定が書かれており、これは頻繁に変わりそうなので毎日確認する必要があるが、 4月8日時点ではこちら、



■ ワクチンの到着予定時期と接種順の予定 4月16日

市HPには以下のことが掲載されています。

福津市における新型コロナワクチン接種の現状

1, 昭和32年4月1日以前に生まれた人に対して、 既に接種を受けるために必要な接種券(クーポン券)を発送しました。

2, 福津市では、ワクチンが届き次第速やかに接種が開始できるように準備を進めていますが、 福津市に初めてワクチンが届くのは、令和3年4月26日の週に1箱(487人分×2回)です。

3, ワクチン接種の予約開始日をはじめ、 接種を受けることができる具体的な時期や会場(医療機関含む)については、 関係機関等と調整中です。確定次第、改めてお知らせします。

4, 現在、医療従事者の接種時期です。

5, 高齢者のうち、集団感染(クラスター)や重症化を予防する観点から、 高齢者施設に入所する人から接種を開始する予定です。

6, 福津市における新型コロナワクチン接種の概要を資料にまとめました。ご活用ください。



1、まちづくり研究会(4月16日記)


福津市の全住民は 67,311人、この内高齢者(65歳以上)人口は 18,622人(R3年2月のデータから)。
コロナワクチンは、4月末には487人(2回接種分 ファイザー製)の受け取りが予定されているが、 これは、高齢者人口を対象とすると2.6%程度であって、 何を目的としたワクチン配布なのか国の方針は全く理解できない。
このような国の対応に、むしろ勝戦国が強いた終戦直後の余り物物資の供給を想像してしまう。 取り敢えず自国を優先し、 将来は過剰供給となるワクチン市場を見越し、敗戦国には売買契約だけさせて置くなど、 要らぬ想像をしてしまうのは筆者だけだろうか。
現状では、その後の供給予定は決まっておらず、 これでは地方自治体が接種順をめぐり混乱に陥ってしまうのは明らかである。


■厚生労働省HPワクチン配布予定より(日本の総自治体数1741/H30)
・4月26日:各自治体(1741自治体)へ1箱
・5月 9日:4000箱
・5月10~17日:16000箱
※1箱で975回接種分とされており、2回接種だと487人分/箱。

これからすると福津市には、
・4月26日:1箱(975人/1回、487人/2回)
・5月 9日:4000/1741= 2箱(1950人/1回、975人/2回)
・5月10~17日:16000/1741= 9箱(8775人/1回、4387人/2回)

となるが、5月17日までを合計すると、
・1回接種の場合:11,700人分
・2回接種の場合:5,850人分
となり、いずれの場合でも高齢者数(18,622人)には及ばない。


昨年末には決まった国民へのワクチン供給、これらを受けいち早く対応する自治体は、 昨年より接種へ向け模擬的な接種リハーサルを実施、 これにより混雑する現場の予測や準備不足部分を検証、 実際にワクチン到着時に向け準備している様子が報道されている。

ワクチン接種の順位とその方法は、受け取った自治体に任されているが、 4月末にはワクチンを受け取る福津市の準備実態を列記すると、
・摂取できる医療機関→まだ決まっていない、従って予約できない。
・集団接種会場→3か所の予定はしているが、具体的な接種手順の発表はない。
・接種順1→医療関係者接種時期と表示するが、具体的に行っているとは書かれていない。
・接種順2→国が言う接種順とは異なるが、高齢者施設入所者から開始としている。
・予約時に予測される混雑→それに対応する手順は示されていない。

このような中、次の接種対象となる昭和32年4月1日以前に生まれた人(R3年度に65歳になる人) に対し接種券を配布した。
まだ何も決まっていない折、接種券だけ配布すれば良いと思っているのだろうか?
ワクチン接種をめぐり混乱を扇ぐようなことはせず、 地方自治体は連携して県下の火の元(福岡市など)に集中し接種を行うなども検討すべきで、 またいつ摂取できるのかわからない接種券を配布するような時間があるのであれば、 順調なワクチン供給があることを予測し、早く前記に示す準備に時間を注ぐべきである。

第1回目に受領するワクチンの量は限られることから、 接種順は医療関係者、高齢者施設入所者は当然のことではあるが、 487人分のワクチンでその量は足りるのか。
足りない場合、余る場合など、その時の対応は検討しているのか、 全く情報公開が粗悪であるとしか思えない。

変異型のウイルス感染が広がる中、誰もがいち早い接種を望むと思われるが、 広域的に判断した独自の接種法を検討し早く広報すべきであり、 期を逃せば接種券だけを配布された対象者からのクレームは、間違いなく発生するでしょう。

2、まちづくり研究会(5月15日記)


福岡県が五月の連休明けから施行を予定していたまん延防止法、全く予測が甘いとしか言いようがない。 結果的にそれを飛び越え、緊急事態宣言となってしまった。
福津市においても4月26日の週には着いたと思われるワクチン1箱、 2回接種だと487人分だが1回接種だと倍の974人分であるが、 介護施設入居者を優先して接種するとされていた計画は予定通り実行されていたのだろうか?
市内では、心配されていた通り該当施設でクラスターが発生してしまった。
TV報道では、1回の接種でも十分効果が認められることが報道されており、 福津市内の介護施設入居者及び利用者は市で把握できているはずで、 1回目のワクチン受領では不足だったのでしょうか? 利用者は高齢であり、人との接触は少なく感染の可能性は低いことから、 まずその施設で働く人たちから接種を始めるなど決断が望まれる。
感染防止には、この予測と決断は重要であり、 且つ迅速に進めなければならない。

<5月10日:福津市接種ガイドラインについて>

(1)集団接種会場
・健康福祉総合センター(ふくとぴあ)
・市役所別館大ホール
・津屋崎行政センター


集団接種会場は、上記の3か所が明記されているが、会場別の市民居住地域の指定は無く、 個別医療機関希望者の分別も出来ていない。 これでは特定の会場に接種希望者が集中した場合混乱が予測される。
接種希望者には、接種希望場所のアンケートを早く徴収すべきで、 それにより医療従事者や案内職員の配置計画などが望まれる。

(2)接種予約の受付
接種予約案内によると、集団会場予約は『市コールセンターへの電話のみ』と記載されているが、 接種ガイドラインには、『市HPの専用予約フォームから予約受付』とも記載されている。
この予約フォームのアドレス、フォームは5月15日現在記載は見られない。
4月2日に配布されたワクチン接種券、これから優に1か月は経つのにこんなことすら決まらない。 各地で発生している予約回線パニックは、間違いなく福津市でも発生すると予測される。

やはり(1)同様、接種券配布と合わせ、 『集団接種希望、個別医療機関希望アンケート』また『予診票の配布』は事前に配布すべきで、 これらによりワクチン必要量、接種場所混雑の予測、配置医療関係者や案内職員数の計画を行う。 また予診票事前配布で市民は安心して接種を受ける準備が出来るなど、会場での混乱を避けることが出来る。
これらを計画し施行する方々は、自分が接種を受ける立場に立って先を予測する必要がある。
また想定を見込んだリハーサルもされないのは、市民だけではなく行政従事者も同様混乱する。

(3)ワクチンは不足することはない?
市のワクチン予約案内には、ワクチンは不足することはない。と書かれてあるが、 市民が心配するのは、いち早くワクチン接種を受けるに当たりワクチンは足りるのか、であり、 年内や来年度希望するものではないことを理解しなければならない。

厚労省(5月10日)ワクチン配布計画によると、
5月17日迄の週に・・12箱
6月28日までには・・23箱


配布とされており、合計35箱で、2回接種分とすると17,000人分、1回接種だとその倍で 34,000人となるが、 福津市の該当高齢者は、18,600人(R3 2月)で2回接種には足りない数である。
現在該当する高齢者だけでも不足する現状で6月初旬より予約、接種を開始、 さらに今年65歳になる人には接種券配布済み、さらに7月より16歳以上に対し接種券を配布予定をしている。
『ワクチンは不足することはない』と言った根拠自体が理解できず、 理解できない市民は予約殺到するのである。

本当に不足しないで早く接種できるのであれば、 出来れば行動力のある子ども、若者からの接種を望むが、 そのような順番決める自治権は不明確で、国は都道府県へ、都道府県は市町村へ制限や指導は加えるが、 市町村の実情に合った指導、手伝いは何もしてくれません。
ワクチン接種量ですらおぼつかない中、接種に向け準備業務多忙な折、 福津市行政は、想定と予測に基づき我が町の施行準備をお願いいたします。


3、まちづくり研究会(6月2日記)


本日よりコロナワクチン接種の予約が始まったが、やはり予想は的中した!
5月15日以降、福津市HPには整理されていない情報が溢れ、 アクセスした市民はどの情報が正しいのか戸惑うばかり。

そして挙句の果て5月25日に配布されたのがこれ、



これは、自治会を通じ『至急回覧』で市内65歳以上の全戸に配布されたものと思われるが、 冒頭に書かれてあるように、対象者は『65歳以上の福津市民の皆様へ』となっており、 これは、65歳以上の対象者に向けたインターネット予約に関するものであった。

ここに表示されるQRコードや福津市HPにアクセスし、予約フォームを探した人は多かったと思われますが、 QRコードではスマホの機種により表示は正しく表示されず、市HPには予約フォームは存在せず、 AM9:00から始まった予約はAM9:30には、 『6月2日の接種予約受付は定員に達したため終了しました』と表示されてしまった。
またあわせて、インターネット予約について、 『6月2日 午前9時から75歳以上のみ受付は終了しました』 旨の下記表示が市HPに掲載された。



市民の皆さん、この文言の意味理解できますか?、 引き続き65歳以上は受け付けています、ととれませんか?
至急回覧にあるように、65歳以上インターネット受付は6月2日からとされていますが、 この掲示文からは、6月2日の受付は75歳以上であった、と感じさせるなど、 全く情報の統制がなされていません。
これでは、明日以降の受付が心配され、コールセンター(0940-52-6078)に 問い合わせ電話を入れますが、9:30以降全く繋がらない状況が続いています。

 1)疑問点 

① 65歳以上とは?
■65歳以上の対象者とは事前に問い合わせたところ、 先に接種券を配布された、今年65歳になる方も含まれると回答を得ています。

② 6月2日の予約対象者は?
■至急回覧では65歳以上で” 6月2日にナビダイヤル解説、インターネットでも予約を受け付ける。” とされているが、コールセンターに問い合わせを入れたところ、6月2日は75歳以上、 65歳以上は6月3日9:00から、との回答を得ました。
至急回覧の内容修正は現在もなされて無く、これも情報は曖昧である。

③福津市が言うインターネットとは何を指しているのか?
■スマホQRコードでは:機種により正しく表示されない。紛らわしい情報が多すぎる。
■PC検索で福津市HPには:予約フォームの表示は曖昧で、これも紛らわしいページが多く、 たどり着くまでに時間がかかり、市民のことを考えたフォームとは言えない。

④予約は定員に達したので終了した?
■予約の定員なんてどこにも書かれていない。
ワクチンは不足することはない、とされているにも拘わらず、 予約に定員があるのであれば"ある”としその数を表示すべきで、これも情報公開が曖昧である。

65歳以上の集団接種予約定員の数を市公開情報から推測すると
水、木、土は接種予定240人、日曜は480人を想定としており、各集団接種会場よりその数を合計すると、
6月の場合、(津屋崎、福津市役所、ふくとぴあ)
水、木、土 12日間×240=2,880人
日曜日    8日間×480=2,880人
合計 5,760人となる。
これが6月接種予約の定員と推測され、この数に達した場合予約窓口は閉鎖されると推測される。

以上を参考に明日からの予約に対応いただければと願うばかりです。

4、まちづくり研究会(6月4日記)


6月3日AM9:00から始まった65歳以上のコロナワクチン集団接種予約は、 スマホ、PCによる予約は当日の早い時間に受付を終了した模様で、 電話ではなかなか繋がらず、 繋がった時点では集団予約は終了したと言うアナウンスがあったと思います。

前日記載した予約の定員について少し修正をしておきます。
ワクチン接種予約は、1回の接種を対象とした予約ではなく、 2回接種を1組として予約を受け付けているようで、 コールセンターに確認したところ正確な予約可能人数の回答は得られませんでしたが、 6月分予約対象者は二千余人を対象としている回答を得ました。

このような曖昧な回答は官庁ではよく経験することですが、 65歳以上の集団接種予約数の正式な情報公開がない以上、 広報”ふくつ6月号”により下記と推測するしかありません。

6月3日以降の予約


以上を合計すると、6月3日~8月16日までの集団接種予約可能人数は、12,000人になります。
これに合わせ、6月2日に実施した75歳以上の予約予定者は、

6月2日(75歳以上)予約予定数(720人)
・接種1回目 6月5日ー接種2回目 6月26日 240人
・接種1回目 6月6日ー接種2回目 6月27日 480人

65歳以上のすべての集団接種予定者数は、12,000 + 720 = 12,720人 となります。
福津市の65歳以上の居住者は、18,622人(R3 2月データより)で、 さらに今年65歳になる方も今回対象にしていますが詳細人数は明らかにされていません。
これから予約を計画されている方は、 コールセンター(0940-62-6078)に問い合わせるか上記の表を参考にすると良いでしょう。

今回の接種は希望者としていますが、特に問題の無い方は接種できれば幸いと思いますが、 この集団接種に漏れた方、又はかかりつけ医院を希望した個別接種の方が何人いるかわかりませんが、 国や県より受領したワクチン数など公表が無い中、ワクチン数は足りるのか、 TVなどで報道されているように余った場合の対処や接種会場での不具合、過ちの発生 など無いように十分注意を願いたいものです。

またキャンセル待ちなども受け付けてはおるものの、発生した余剰分の接種法、接種順を早く公表し、 ワクチン接種に携わる方を優先するなど、市民が理解する対処を早く公表、 そして準備を促すよう迅速な対応を望みます。

 予約を終えた方 

接種予約を終えた方には、第1回目接種予定日が通告されたと思いますが、 その予定日の5日前には、入場券と予診票が送られてくると合わせて案内があったと思われます。
参考ですが、厚労省がHPに表示する予診票を添付しておきます。

厚労省表示予診票


福津市が配布する予診票とは異なるかもしれませんが、内容は大差ないと思われ、 事前に読んで準備しておくと良いでしょう。 会場では予診票に基づき医師より問診があると思いますが、即答できるか準備しておきましょう。

福津市での集団接種会場は3か所、 接種を受けるに当たり自家用車などを利用した交通手段を考えている方は多いと思われますが、 それらを規制する文章は現在記載されていません。
遠隔地からの交通には不可欠のものですが、駐車場確保や接種後万一の異常を訴えた人は 救急搬送される方もあるかもしれません。出来れば公共交通機関を使用し会場に向かう事を勧めます。