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学校建設に向けて


私たちが望む学校環境

このビデオに出てくる模型の展示を研究会事務所で行っています。
どなたでも閲覧できますので事務局まで連絡下さい。


学校とは

学校は、教育行政が施行される最先端の場所です。 専門家集団である教育委員会は、 子育て世代が抱える要望や先端現場で教育に携わる先生たちの改善点を取り入れるなど、 そこで施行される教育行政は、 主役である子供たちにとってより良いものでなければなりません。
また学校では、子供たちに勉学はもとより、社会集団ルール、思いやり、 個性を伸ばす自由な発想と探求心、 近隣を理解し自分の意見を主張できるなど、自立心を身に着けてほしいと私たちは望んでいます。
この自立心は、会話力や読解力を生み、全ての学科に通じるものです。 そのような心を育む力は、教えられ身につくもののほか、 育つ過程で経験する家庭や地域の人々、学校環境によるものが多く、私たち大人は、 その世代々で感じ取れる環境と機会を子供たちに提供し、 理解と思いやりを持って接しなければならないと考えています。



学校環境

学校は、文部科学省が言う学級単位の児童数、学校、運動場面積、 図書館、保健室、職員室などの施設基準を満たすと共に普通学級と 特別支援学級を備え、その他学校所轄と異なる子育て支援事業による 学童保育施設も共存しています。
私たちは、これら物理的な施設環境を満たすのは当然のことながら、 諸教育論に見られる自立心や探求、 思考力を育む学校環境はさらに重要なものであると考えています。 それは、特に定められていない自由な空間や自然環境であり、 どこかへ出かけて体験するのではなく、季節と共に移り替わる昆虫と植物、そして動物、 野山を駆け巡る立体的な地形と自然環境が学校の中に存在すれば、 その環境下で過ごす子供たちは、教えられるのではなく自ら季節を理解し、動植物を愛し、 出来ない自分を知り、乗り越えようとする努力が生まれ、 危険も身をもって体験するでしょう。
そして、学校校務を司る校長の方針は重要で、その方針で学校は変わると言われます。 また生活を共にする先生の指導と思いやり、誉める力がいき渡る少人数の学級、 私たちは、学校環境とはそのようなものでなければならないと考えています。



学校建設計画にあたり

福津市は、昨今居住人口増加に伴い学校に通う児童数も増加する状況下にありますが、 その増加現象は、福津市だけではなく居住者が集中する他の市町村の地域でも見られる現象で、 福津市では福間、福間南、津屋崎校区で、とりわけ福間、 福間南校区に過密傾向が顕著に見られます。
現在の過密化現象は、すでに6年前からの幼児の出生率、転出入幼児人口により推測でき、 教育委員会は、その動向や学校新設など提言できていたのか疑問に思うところです。
現在過密化解消にあたり、新学校建設は誰もが必要と理解する中、私たちは、 学校建設を計画する際には大人目線で単なる児童数管理や校区管理、 文科省基準を満たすだけの四角いコンクリートに囲まれたビルに押し込む計画ではなく、 主役である子供たちが行ってみたい、通いたいと思う学校計画をしなければならないと 考えています。
学校で過ごした記憶は時間が経っても長く残っており、この記憶に残る学校像は、 決してビル状の建物では無く、 部活や友人と創意工夫して過ごした学校生活(空間と環境)、先生の面影ではないでしょうか、 その思いはどのような世代になろうとも変わらないものです。
2020年現在、各小・中学校で行われている仮設の校舎づくり、 ここで過ごした期間こそ一般的でない空間は子供たちの記憶に残り、 子供たちはきっと自ら工夫をして、 過ごしやすい空間に変え受け入れていくでしょう。

そのような子供たちに助けられながら、私たちは より良い学校づくりに向け、良い案を出し合い検討しなければなりません。

・どのような環境が子供たちは通いたいと思うのか。(学校環境)

・どうすれば限られた予算で子供たちが望む学校を提供出来るのか。(予算省力化)

・非常時には地域市民も守れる安全で安心できる場所としたい。(防災共存)

地域住民が参画したコミュニティースクールを推進する教育委員会は、学校だけではなく、 地域住民の被災時の安全についても考えなければなりませんが、現在視野に入っていません。 さらに将来はまちの中心となり得る場所が望ましく、行政機関や公共施設、 数年後に学校に通う園児施設の隣接など、空間と環境を維持しながら将来のまちづくりへ向け、 地域社会と共助できる学校を求めなければなりません。(まちづくりSDGs)

このように学校建設は、単なる過密化対策の学校だけではなく、街の重要インフラの一部となり、 将来のまちづくりへ向け、私たちは行政、教育委員会、市議会の皆さんと一丸となって、 子供たちが行きたい学校づくりに努力しなければなりません。



私たちが望む学校建設

まちづくり研究会は、過密化小学校区(福間、福間南、宮地在住)の現状の幼児、 小学校児童数を鑑みると、少人数学級を維持するには、 R2年度〜R5年度末までに合わせて少なくとも26教室の増設が必要など、 その教室数は現在の1小学校に匹敵するものであり、 小学校建設こそ最も優先しなければならない、と言う結論に達しました。 (下記データファイル参照)


(1) 2020年2月の幼児数    

(2)福間・福間南児童数と教室 


また福間、福間南小校区が通う福間中学校では、R5年度末までには5教室の仮設教室増設で良く、 しかし将来には増設が望まれることもあり、よって新しい地を求め、 そこで現状の6・3制を維持する小・中一貫校となる小、 中学校両校の建設を行うことで両校の過密化を同時に解消出来るなど、 小、中学同時建設が最も正しい建設案であると言えるでしょう。


(3)竹尾中学校5.4制の検討 


建設費用面から考えると、福間中学生の生徒には窮屈な思いを掛けますが、 現在計画中の福間中学校新設計画を停止し、その予算に竹尾緑地中学校建設予算を加えると、 新しい地に小学校、中学校両校の建設は可能ではないかと考えます。

以上のような案も含め、一部の考えで進むのではなく、 3月定例議会で論議されたように市議会でも建設案を検討していただき、 そして市民(特に子育て世代)の要望をよく聞き、 委託先の第三者が言っているからなどの論法ではなく、 福津市を誰よりもよく知るのは市民、行政、市議会議員であり、 福津市の将来を思う私たちは、行政管理者と市議会に判断を仰ぎたいと思います。

   

市民から寄せられた意見書

学校建設に係る市民の関心度は高く、文章で投稿された中、 投稿者の承諾を得たものを以下公開いたします。

(1)学校建設に寄せて 

(2)花見の宴に参加して