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2022年12月18日、任期満了に伴う市議会選挙の告示日を迎え、
元議員を含む新人10名と現職12名の立候補の届け出がなされ選挙活動は始まった。
12月25日には1週間の活動を終え、以下にその結果を示す。
当選者はさて置き、この選挙の投票率を見て非常に残念に思う。
数日前の吹雪は治まり天気は良かったが寒さが影響したのか、
市政や市議会に感心が無いのか前回の51%に比べ今回37%と、
投票率は大きく下回った結果となり、これらは市議会の有り方を問われる結果でもある。
今回の選挙では、前回の市長選挙の際争点となった学校建設、
それに伴う中長期市財政の問題、子育て支援、高齢者福祉などが挙げられるが、
情報公開の少ない中、有権者の皆さんはこれらの事をどの程度まで関心を持ち、
また理解していたのであろうか。
直前の9、12月定例市議会の様子を見られた方は少なかったのではないでしょうか。
当選された新人議員の方には数年前の議会録画から見て頂き、
一般質問で問うのではなく経緯と現状を理解し
これからの議員活動に生かしてほしいと願うばかりである。
さらに残念と思われるのが、物理的に過密状態にある小中学校をただ緩和するだけではなく、
教育委員会委員2名の辞退がなされる中、
本来の教育のあり方について教育行政の経験を持って問える現職議員の立候補が無かった事である。
また現職議員の内、立候補はしたが議会活動の真剣さを有権者の方に理解いただけず、
落選となった方も居る。
さて現職の任期は2023年1月23日迄、新議会が構成されるのはそれ以降となるが、
現議会議長を務める江上氏が立候補を取りやめた中、
議会の将来に向けた有り方など指導できる議長を選んで頂きたい。
市民は、党派、会派、当選回数などには関心が無く、
それらを乗り越え市民の支持率(獲得票)を勘案し、市民の立場に立って、
明日の議会を指導、運営できる人物を指名願うものである。(12月26日 記)